2005年11月29日

価値観の相違

先日、ダンナの友人の結婚式に夫婦で出席した。
同じテーブルにはダンナの友人夫婦が他に二組。
かつて温泉旅行にも行ったことがある面々だ。
なんて書くと、とっても仲良しな6人組って
感じだが、私はこの人たちが恐ろしく苦手だ。
どう苦手かと言うと、いつ出会っても
彼らの話のどこをとってもうなづけないのだ。
世の中、どこの世界にも苦手な人なんているものだが
4人で束になってかかってこられるとツライ。
私のように普段、誰とも接触しない生活をしていると
免疫はどんどん鈍るので辛さは激しく増す。

しかし、私は大人だ。
しかも披露宴というおめでたい場所だ。
どんな話にも笑顔で対処しなくては。
なるべくみんなの話に同意だけをして、
その場を円満に過ごそうと考えた私は
自分の口封じのために酒を呑んだ。
まさに「呑まずにゃいられん」という状況で、
酒と共に言葉をゴクゴク飲み干してきた。

当日の話題のひとつはこうだ。
彼らのダンナは大手携帯電話会社の本社と
一部上場企業に勤めている高給取り。
こう書くと、エリートな感じがするが
彼らには専門学校卒というミソがついている。
ちなみに、それがミソだなんて私は思っていない。
なのに彼ら自身が言うのだ。
専門学校卒という学歴のせいで
「俺たちって、大手にいても一生冷や飯なんだ」
「慶応や早稲田だの出てたって仕事できないヤツ
 ばっかりなのに、まったく評価されない」
のだそうだ。さらには
「子供には絶対こんな思いはさせたくないから
 絶対に英才教育で東大に入れる」
「ホリエモンだって、結局東大だし」
なんてことまで言い出す始末。
それをうちの夫婦以外の4人で真顔で話す。
たまに嫁たちから
「ぐうたらさんたちも幼児教育とか考えてる?」
なんてトンチンカンな話を振られる。
ちなみにこのテーブルに子持ちはいない。
「うちは子供もいないし。全然考えてないよ」
と言うと
「ぐうたらちゃんは大卒だから、逆に暢気なんだよね」
なんて言われた。何だ?それ。逆差別も甚だしい。
この人たちは一体いつの時代の人たちなんだろうかと
タイムスリップした気分にさせられた。
今どき、大学の名前だけで仕事ができると本気で
思っているんだろうか?
しかも披露宴の最中に、なんてつまらん話をするんだ
とうんざりした私が
「でも、会社だけが人生じゃないし」
なんてお気楽なことをつい言ってしまったら
「でも、家庭第一なんて男は出世できない言い訳だ」
と言われた。

つーか

君らがお勤めの、保守的で歴史のある会社で
専門学校卒で出世できると考えて入社した、君らの
見通しの甘さが出世できない原因だろうし
私が経営者なら、学歴のせいではなく
その時代感覚のなさを理由に君らはリストラする。
しかも、出世できない理由を家庭にするのは逃げで
学歴にするのは逃げではないってのが卑怯だ。
一見、正論そうなところが小ズルイ。
しかも、ホリエモンは東大だから成功したんじゃ
なくて彼の努力と能力だっつーの。
ホリエモンは大嫌いだけど、それは失礼だ。謝れ。
そんなに羨ましいなら寝ないで働け。
それと、自分の人生に言い訳をするな。
学歴で人の評価に差をつけるのもよくないことだが
下から上を見上げて文句言ってるのも同じく見苦しい。
人生、必ずいい時もあれば悪い時もある。
トータルで見たときに、どっちが幸せかなんて
誰にも分からないし、自分で決めることだが、
そんな考えでいたら、きっとどんな人生も不幸だ。
言い訳したって、事態は何も変わらない。
高橋尚子を見習え。

と言いたかったが、ワインと一緒に飲み込んだ。

最後に、彼らと同じ専門学校を卒業後、勤めていた
大手企業を辞め、会社の上司と十数名で立ち上げた
会社で働いているうちのダンナに向かって
「お前はいいよな〜。不安定だけどやりがいがあって」
と言い出したときには首を絞めてやろうかと思ったが
笑顔で
「そうだね〜。仕事のグチは言わないもんねぇ。
 不安定だけど」
と軽い嫌味にとどめ
「お前の子供なんて親の人生のやり直しに嫌気がさして
 大卒ニート確定だ。バーカ」
というセリフも飲み込んだ大人な私。
あの日の私は偉かった。

すっかり悪酔いした私は翌日の夜までフラフラだった。
私に謝りっぱなしのダンナは、
もうこれを最後に彼らとは付き合いを辞めるらしい。
なんであんな連中と仲良しだったのか
今となっては自分でも分からないのだと言うが、
20代の過ごし方で、こうも価値観というのは
変わるものなのだなと、空恐ろしくなった。
きっと向こうもそう思っているに違いない。
おかしな嫁(私)と結婚して、ダンナまでおかしくなった
と感じているだろうと思う。
私も今、二十歳前後の時に仲が良かった友人と
再開したらこんな風に驚くんだろうか。
きっと驚くんだろうな。
と思ったが、その前に私はこういう類の友人とは既に
サヨナラしていることに気がついた。

まぁ、だから私は友達が少ないんだな。
でも、一緒にいたら悪酔いするような友達は要らない。
少なくていいから楽しい酒が呑みたい。

posted by ぐうたら主婦 at 09:27| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
よくぞ言ってくれたって感じです(^_^)
そうなんですよ
こういうヤツラっています
同じテーブルでよく堪えましたね〜

昔、友人もどきだったヤツで
学歴、家筋、ブランド品所持の格付け以外
認めないと言うバカがいました
美人なのも、彼女に拍車をかけてたんでしょうね
今では誰一人、彼女と交流してないようです
やっぱりな!
Posted by くまくま at 2005年11月29日 11:03
ぐうたら主婦さん、こんばんは∈^0^∋
ぜひとも 首しめてあげて下さい。
くまさんことくまボンでした。ではでは(^.^)/~~~
Posted by くまさん at 2005年11月29日 20:50
いるいる、こういうバカ。
文句があるなら独立してみろってんだ。
そんな度胸も能力もないくせに、言うことだけは一人前。
学歴や会社の肩書きで生きられる時代なんて、
20世紀の後半で終わっているのに、気付いていないところが凄い。
物事を単純化して、学歴のせいにしておけば楽だもんね。
だけど世の中、そんなに単純ではなくなってるから
こういう方々はご臨終近し、でしょう。
まあ、死に行く人々なので、お祈りでもして放っておきましょう。
Posted by hiroing at 2005年11月30日 08:06
僕の母もあらゆる人の学歴を気にします。芸能人や知人などを出身校(大学のみならず高校なども)で判断することがあります(良い大学だけど悪い奴だ、と逆説的に用いることもあり)。
こういった話になると僕はテキトーに返事します、興味ないので。他については良くても母のこういった部分は嫌いですね。

最近映画監督さんや俳優さん音楽家さんなど(プロ・アマ問わず)と接する(そんな深くはないですが)機会が少しありますが、彼らを見ていると学歴なんて意味ないな、と感じます。いくら自らの歴史を述べようと要は「今」を評価されなくては意味ないですから。
Posted by airj at 2005年11月30日 12:40
みなさん、コメントありがとうございます。
>くまくまさん
ですよね…。ちなみにこの中の1人の嫁、
ブランド大好き女で、社交辞令でヴィトンの
バッグを褒めてやったら
「でも、私まだ3つしか持ってないんですぅ〜」
と言いやがりました。どうやら数の勝負らしいです。
>くまさん
ホントに今度会ったら首絞めそうなんで、
金輪際さよならさせてもらうことにしました。
>hiroingさん
そう!文句があるなら独立してみろ〜!!
ホント、私が首絞めなくても、きっと自分で
自分の首を絞めるはずなんで放っておきます。
でも、自分で首を絞めたって気付かないんだろうなぁ。
>airjさん
お母さまファンとしては意外です(苦笑)。
それにしても
「いくら自らの歴史を述べようと要は「今」
 を評価されなくては意味ないですから。」
いいことおっしゃいますねぇ。感動しました。
私自身も心に留めていきたい言葉になりました。
ありがとう♪

Posted by ぐうたら主婦 at 2005年11月30日 18:02
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