2006年01月12日

何を言わせたいのか

毎度、私の勘に触る番組ナンバーワンの
テレビ朝日「スーパーモーニング」。
ここ数日は
大雪で孤立してしまっている新潟の集落の
お年寄りに電話でインタビューをしては、
「今、国や行政に一番おっしゃりたいことは?」
と聞いてみたり
「一番弱い立場のお年寄りを放置しているのは許せない」
と眉間にしわを寄せてみたり…。
という内容が続いていた。

まあね、確かにそうなんだけど。
でも、当事者の皆さんは
「雪が止まないことにはどうにもならないねぇ」
とか
「まぁ、近くに親戚もあるので食べ物は当分大丈夫
 だと思います」
とか、本当に立派なことをおっしゃるのだ。
そして、明らかに拍子抜けしたような表情を垣間見せる
司会者。偏見かもしれないが、私にはそう見える。
私みたいな雪のない地域に住む人間には想像もできない
大変な毎日を送っているはずなのに、この淡々とした
考え方や受け答えには本当に感動すら覚える。
常に自然と向かい合って生きていらっしゃるからなのか
人間としての強さが私たちなんかとは比べ物にならない。
そんな人たちに一体何を言わせたいのか?
代弁者面するなと言いたくなる。

とまぁ、こんな感じで
ここ数日はとにかくひどい誘導尋問が多かったのだが
今朝はさらにびっくりする展開になった。
途中から見たので前後は不明だが
間違いないことは、分校の若い男性教師がテレビに
引っ張り出されて色々と現状を聞かれていた。
その彼に、コメンテーターの女性が
「先生はご自分で志願なさったんですか?」
と言い出したのだ。
一瞬、キョトンとする男性教師。
私も何のことやら、何を志願したのかと考えた。
すると先生、はっと気がついたように
「いや…配属されまして…、あ、でも赴任してからは
 自然の中で子供たちとのふれあいを…」
と必死で言い訳をし始めた。
なるほど。そんな雪深い山奥の分校に行ったのは
先生が自ら志願してのこと。という美談にしたかったのか。
しかも、そのテレビの意向を素早く察知しつつも
本当のことをきちんと話すこの先生はなんて正直な人だろう。
心底、気の毒な光景だった。
こんなこと、何でテレビで全国の人に白状しなくちゃ
ならないんだよ。
ただでさえテレビ慣れしていない素人に何を求め
そして何を言わせたいのか?このオバハンは。
と怒りで震えているうちにインタビューの時間は終わり
最後にこのオバハンが言い放った。
「先生は教師の鏡!」
・・・・・絶句。なんだそりゃ。
しかも満面の笑みとうわずった声で。
自分の望む回答が得られず、おかしくなっちゃったのか?
鏡であるとすれば、自分のことを美談にせずに
正直に話したところだろうが、だからと言って
「教師の鏡」とまで言うほどのことでもない。

スタジオで好き勝手なことを言ってるのは
百万歩譲って許してやるけど素人まで巻き込むな。
今年も私の勘に触る番組ナンバーワンの座は
早くも不動のものになる予感でいっぱいの数分だった。
posted by ぐうたら主婦 at 09:47| Comment(3) | TrackBack(0) | ワイドショーネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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