2005年11月30日

オジャマモンと偽善者

連日、騒ぎになっている「耐震構造偽造問題」。
当事者の皆さんのご心痛を考えると
本当に胸がふさがる思いだ。
我が家だって、マンション購入を考えたことも
あるし、他人事ではない。本当に胸が痛む。
自分が当事者だったら、と考えると
どうすればいいのか皆目検討がつかない。

しかし、今朝の「スーパーモーニング」で
司会のアナウンサーが昨日の国会の参考人質疑と
マンション住人の方々の声を伝えるVTRを
見ながら泣き出したのには、正直反吐が出た。
涙ぐみながら声を荒げて
「自分がやったことをなんだと思ってるんだ」
「この方々のことを真剣に考えたらあんな答弁は
 できるはずがない」
などと興奮した様子で怒っていた。
速攻でチャンネルを変えた。
あなた、オジャマモンと大差ないですよ。

昨日の参考人質疑で、ヒューザーの小嶋社長の
不規則発言がニュースで繰り返し流れたが
公衆の面前で自分の感情を抑えないというのは
本当に恥ずかしい行為だと痛感した。
私は生で見ていたが、見ているこちらが恥ずかしくなり
思わず目をそむけたくなる場面だった。

しかし、自己保身のために感情をあらわにしている
小嶋社長と同様に、今朝のあの涙もガマンできなかった。
私にはどうしても、被害者の立場に立つ善良なキャスター
であることを演じる小芝居に見えてしまったのだ。
いや、きっとあのアナウンサーは本当に心から
被害者のことを思い、泣いていたんだろうと思う。
でも、それは自宅でやって欲しい。
プロならばマイクの前では自分の感情を抑えて欲しい。
感情をあらわにするのではなく、言葉でこの問題の
卑劣さを伝えるべきだ。

それともう1点気になることがある。
公的資金の導入が、あたかも正義で正しいことだと
言われ始めているが、それなら全国にいる一戸建ての
欠陥住宅被害者も救ってあげなくてはおかしい。
これまで一戸建ての被害者は完全に放置されてきた。
自分で裁判を起こし、多額のローンを抱えて
家の倒壊の危険と隣りあわせなのにどうすることも
できないままの人が既に日本中にいる。
早速、目立ちたがりの政治家がこぞってこの問題に
「真剣に取り組ませていただく」
と偽善者ぶって群がっているけれど、一戸建ての
欠陥住宅の問題だって、かなり前から頻発していた
のに、この不公平感は何なんだろう。
被害者が大勢で社会問題になり、景気も左右する
ことになればアナウンサーが泣いてまで
被害者の救済を訴えてくれるのに、1人で戦って
きた人たちは置き去りってことなのか?
注目が集まる問題に感情移入して、声を荒げるのは
彼がいつも批判する政治家のパフォーマンスと同じだ。

私が妻なら今晩のおかずは一品抜いて叱るところだが
彼に今朝の涙を注意する誰かがいればいいなと心から願う。

posted by ぐうたら主婦 at 18:29| Comment(4) | TrackBack(0) | ワイドショーネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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