2005年05月09日

CanCamな女

昨夜、テレビで女性誌『CanCam』の専属モデルのオーディションの様子を見た。
なんでも米倉涼子や長谷川理恵なども『CanCam』の専属モデルだったそうで、
街の女性たちも「すごい憧れますぅ」などと言っていた。
興味なさそうにチャンネルを変えようとしたダンナの手を止めたので、
「へぇ、こういうの見てるの?」
と聞かれてしまったが、私は『CanCam』は美容院でしか見たことがない。
自分で買うことはまずあり得ないので美容院で社会勉強なのだ。
「見ないねぇ。手にとっても見たいと思ったことが一度もない雑誌」
と言うと、
「こういうのって、どんな人が見るの?若い子?」
と突っ込まれた。
私もそれが知りたいから見たいのだが、適当に
「ま、世の中の小ぎれいな女性は見てるんじゃない?」
なんて答えつつ、一緒にその番組を見た。
すると、いい例が身近にいたことが分かった。

昨年の夏にダンナの友人夫婦たちと8人で温泉旅行をした。
私にとってはかなりダルい行事だったのだが、断る理由もなく参加した。
ちなみに奥さん同士はほとんどはじめましての仲だったのだが
自己紹介を済ませてまず目に付いたのが私以外の妻たちの荷物の多さだった。
一泊だというのに3人とも巨大なボストンバッグを持っている。
2人はヴィトンのモノグラム。もう一人はプラダだ。
「いったい何が入ってるんですか?」
と聞きたかったが、大人なのでぐっとこらえた。

温泉に到着して、食事の前にまず風呂ということになった。
私は荷物からさっさと下着の着替えを出し、浴衣を手に
「さぁ〜、行きましょう♪」
と声を掛けたのだが、他の3人はなにやらゴソゴソやっている。
念のため夜の洋服も持ってきたのだという。
どういう念のためか分からないが、これが荷物の多い理由その一だ。
私が浴衣になると知り、安心したように「私もそうしよう」
と洋服をしまった奥さんが一人いたが、後の二人は洋服になるらしい。
まあ、そんなことは人それぞれの好きにすればいいことなので
私は快く皆さんの支度を待っていた。
20分ほどでようやく全員の支度が揃い、風呂に向かったのだが
相変わらず私以外の3人の手荷物が多い。
「その袋には何が入ってるの?」
とまた聞きたかったが、ぐっとこらえた。
風呂場に着き、私は洋服を脱ぎ、タオル片手に風呂場に入ろうとすると
また皆さんは袋からなにやらゴソゴソといろいろなものを取り出している。
シャンプー、リンス、ボディーソープ、洗顔フォーム、クレンジング・・・
日常お使いの品を持参されたらしい。
これが荷物が多くなる理由その二。
私はアロエやら黒糖やら、ドラッグストアには流通していない
温泉の売店でしか見かけない商品がお試しできるのが楽しいので、
自分の物は持っていかない。
ま、それも人の好き好きだと思い、皆さんでおしゃべりをしながら
温泉を楽しみ、30分ほどで上がった。すっかりノドが乾き
「さぁ〜、酒だ酒だ」
と気がはやる私は、さっさと浴衣を着て、髪を乾かしていたのだが、
隣に目をやると、今度は3人揃って落とした化粧をイチからやり直している。
化粧水→乳液→クリーム→ファンデーション→アイライン→ビューラー等など
これが風呂場への手荷物が多い理由その三だ。
なるほど。
私は化粧水をつけて眉毛を書けば十分なので待ちきれず
「お先に〜」と食事の場所に先に行かせてもらった。

しかし、それくらいであの大荷物はおかしい。
嫌な予感はしていたが、その予感は翌日的中した。
出発前の身支度をしていると、バッグの中から出てくる、出てくる
風呂場で見た何倍もの量の化粧道具になんとヘアアイロンまで出てきた。
それも、二台。
ヴィトンバッグの二人は友達でも何でもないのに同じ
ヴィダルサスーン製のヘアアイロンを持参していた。
「もう、これが手放せなくて」
などとうれしそうに言っている。正直呆れ果てた。
旅行の時くらい手放せないのか?
しかも、一泊だ。温泉だ。山奥だ。
あほらしい。

そのエピソードは当時もダンナに帰宅直後に話してはいたのだが、
昨夜再びその話をダンナにしてあげて
「彼女たちが読者かどうかは知らないけど
 ああいう人たちに物欲と美への強迫観念を植え付ける雑誌」
と教えてやったら、ものすごくよく理解できたようだった。

○○がないと困る
というものがたくさんある人は大変だろうなとつくづく思った。
私は自分の目の前にあるもので楽しめる人生を送りたい。
posted by ぐうたら主婦 at 20:17| Comment(3) | TrackBack(1) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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